2015/04/02

ポータブルアプリ活用 ≠ USBメモリでの常用

[info][実行環境]
約一ヶ月前の MathJax のポータブル化以来、PostgreSQL はじめ様々な実行環境・アプリケーションを Windows 上でポータブル化しつつあり、今後も進める予定ですが、ともするとポータブル = USBメモリで常用と理解されかねず(例えば下の QGIS 2.6.1 nuova versione portable を見てそんな気が)、自分の考えは違うので念のため記しておきます。


ポータブルアプリが良いのは、何より「レジストリやシステム設定に依存しない」からで、次のようなメリットがあります。
• 動作環境をまるごと移動・コピーでき、複数環境での使い分けもできる
• データとともに持ち運べば、移動先ですぐ作業を再開できる
• オープンソースのアプリなら、講習等でコピーしてすぐ使ってもらえる
• 万一システムリカバリの羽目になっても、アプリの再インストールや環境設定が不要

四つ目について補足すると、システム依存でインストールしたアプリは普通、リカバリ後に再インストールします。一方ポータブル版なら例え C ドライブに入れてあっても、リカバリ前にコピーを取り(別の PC にドライブを接続する等)リカバリ後に書き戻せば元通り。C 以外のドライブにあればもっと簡単です。

こうしたメリットを享受する時、アプリの持ち運びには USB メモリ等の小型メディアが最も便利ですが、常用することは全く別問題です。とくに USB メモリや SD カードの消耗品的性格を考えると、移動用・テスト用がせいぜいではないかと思います。


上は手元にある USB メモリ等で、うち一つは昨年秋ごろ ↓ こうなって使えなくなり、もう一つも書き込みに時々失敗しているので、そのうち壊れそうです。どちらも使用頻度・期間からいって仕方ないかなと。


万が一データ救出が必要になったら ↓ が参考になりそうです。

■ ぴーしーとこうさく : Best Data Recovery を使ったUSBメモリーのデータ救出

上記を読むと TeX や MATLAB を使う学生でも USB メモリだけにデータを入れているケースがあるようで、意外。以前、ある大学の研究室に行ったら、ちょうど院生が学部生に「エクセルファイルを USB メモリに入れたまま作業せず、必ず PC にコピーして行うこと。USB メモリはいつ壊れてもおかしくないから」とアドバイスしていましたが、そういうのは少数なんでしょうか。一方で USB メモリはそんなに寿命が短いのか、HDD や SSD と比べて実際どうなのかという意見もあるようで、下記は興味深いです。

■ linuxサーバのHDDをUSBメモリに交換
■ USBメモリの書き換え回数には制限があり,USBメモリでUbuntuを動かす危険性について。

ただ USB メモリの場合、HDD や SSD より製造元が多様で、それに製品の個体差も合わせて最悪の場合を考えると、当面は「寿命の短い消耗品」と割り切らざるを得ない気が。また、上のような固定ディスク代替のケースは別として、普通に移動して使っていると、紛失、水没、破損といった他のリスクの方が気になります。あと PC に差しっぱの突起物状態だと、ぶつかった時 USB メモリはもとより PC にも被害を与えそう。自分は ↓ のようなアダプタを挟み、極力ぶらんぶらんさせています。
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